ジョイントと剛体との接続グラフをGraphvizのdot形式でテキスト出力します。
- PmxEditor 0.2.5.4 64bit
- Windows 10 64bit
- 単に私の環境です
- GraphViz 2.38.0
- https://www.graphviz.org/ より入手可能です
- グラフ構造を可視化するツールです
- C#コンパイラのパスを確認
- Windows 10には素で4.xコンパイラが入っています。ビルドのバッチファイルはこれを呼ぶように書きました
- 手元環境では以下にあり、バージョンは4.7.3056.0でした
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\csc.exe
- Windows 7でも PmxEditorを動作させるために追加インストールする .NET Frameworkにコンパイラも含まれるので、上記ディレクトリと似た所にあるのではないでしょうか
- .NET DownloadsやMicrosoft Build Tools 2015等でも入手可能です
- Windows 10には素で4.xコンパイラが入っています。ビルドのバッチファイルはこれを呼ぶように書きました
- build.batを編集
- 4行目、コンパイラの設定
- コンパイラパスを必要に応じて変えてください
@set CSC=C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v4.0.30319\csc.exe
- 7行目、PmxEditorのライブラリパス設定
- PmxEditorのLibディレクトリ名を記述してください
- C:\直下にPmxEditorをインストールした場合は以下になります
@set PMXE_LIBPATH=C:\PmxEditor_0254\Lib
- 4行目、コンパイラの設定
- ビルド実行、インストール
- build.batを実行するとdllが出来上がりますので、PmxEditorのプラグイン置き場へ置いてください
物理も素晴らしい、つみだんごさん作「霧島改二」をお借りして説明します。
利用方法は以下二種類です
- 剛体やジョイントを指定してから本プラグインを実行する方法
- 指定せず本プラグインを実行する方法
機能的には大差なく、剛体/ジョイントを選択した場合は、選択したものと繋がっている範囲のみを出力します。
- 剛体を選択
選択しない場合は無視します
- ジョイントを選択
選択しない場合は無視します
- プラグイン実行(直接実行の場合)
「名前を付けて保存」のダイアログが出ますので、ファイル名を指定し、「保存」を押下します。
プラグインは指定された名称でテキストファイルを作成し、dot形式でグラフ情報を保存します。
Graphvizはsvgやpdfのようなベクトル形式にも、pngやjpgのようなラスター形式にも対応しています。
詳細は上記のGraphvizサイトを参照してください。
"kirishima.dot"にプラグイン出力したとして、例を示します。
-
PNG形式へ変換する例
dot -Tpng kirishima.dot -o kirishima.png
-
SVG形式へサイズを指定して変換する例
dot -Tsvg -Gsize=10 kirishima.dot -o kirishima.svg
- 四角: ジョイント
- 楕円: 剛体
- 実線: ボーン追従
- 破線: 物理演算
- 点線: 物理+ボーン位置合わせ
- []内: 関連ボーン番号と名称
PNGへ変換した例は以下です。
以上、何かのお役に立てば